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題名 : おいぬさま
作 : 荒戸里也子
発行所 : 白泉社
今日のご紹介は、絵本とキャラクターの雑誌でご存じのMOEが主宰する、第2回MOE絵本グランプリ受賞作の絵本です。
緻密で美しいのだけれど柔らかくてユーモアたっぷりの絵と、奇抜なアイデアで予想外に展開するお話が、さすがグランプリとうならせる作品になっています。
ある珍しもの好きのお殿様が、やっとの思いで一匹のお犬様を手に入れました。
これがそのお犬様です。
禺画像] うん、きれいなチン。でもそんなに珍しいの?
実は、何を隠そう、このお犬様は。。。 途方もなく大きなお犬様なのです。
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お殿様は家来たちに、「皆の者、こやつに何の不自由もさせぬよう、よおく面倒をみてやるのじゃ。」と命じたから、さぁ大変。
家来もお女中も、真面目に、一生懸命に、お犬様のお世話をしようと頑張ります。でもこのお犬様、お殿様の前ではいい子にしていますが、実はいたずら好きだったんですよね。
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お犬様に振り回される哀れな家来やお女中たちの姿が、ユーモラスに描かれます。
犬をべったり甘やかしてしまっているダメ飼い主としては、他人事じゃないお話しです。でも、ヤンチャされればされるほど、可愛くなっちゃうんですよね。家族からはとても評判悪いのですが。
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