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題名 : オオカミがキケンって ほんとうですか?
作 : せきゆうこ
発行所 : PHP研究所
今回ご紹介する絵本は、鮮やかな色使いのクリアーな絵と、一風変わってかわいいんだかかわいくないんだかわからないキャラクター、それにうまくひねられたお話しで、今までにない感じの絵本です。
ある日、ひつじの子は街を歩いていて、「オオカミ キケン!」のポスターを見つけます。
ポスターにはとっても怖そうなオオカミの写真が。
でも、ひつじの子はオオカミが怖いって本当かな〜?ポスターを真に受けません。
だって、ひつじの子はいつもお母さんから、「うわさを しんじては いけないよ」と言われて育ったので。
そこでひつじの子は街の人たちにオオカミのことを聞いて廻りました。
ウサギたちはポスターを見て、「オオカミはわるいやつにきまってるじゃーん。」
禺画像] イヌのお巡りさんはオオカミと聞いた途端、オオカミをやっつけてやる!と警棒を振り回しました。
レストランのやさしいブタのおかみさんに、オオカミがキケンか聞いたら、いきなり形相が変わって、オオカミなんか鍋でぐつぐつ似てやると怒り出しました。
ヤギのお爺さんもオオカミと聞いたら興奮して、ひつじの子が持っていたメモ帳をかじってしまいました。
それでけではなくて、街の人たちは悪いことはみんなオオカミのせいにしました。
虫に刺されて痒いのはオオカミのせい。突然雨が降り出したのもオオカミのせい。フライパンに穴が開いたのもオオカミのせい。
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ひつじの子は知りました。「オオカミはキケンかどうかわからないけど、とても嫌われている」
帰ってそのことをお母さんに教えてあげようと、家のドアを開けると、そこには。。。なんとこわい顔のオオカミが待っていたのです!
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ひつじの子のお母さんはどこ?オオカミに出会ってしまったひつじの子はどうなる?
えーっ!そんなぁぁぁ!
かなりひねりが効いていて、ちょっと想像つかない結末が用意されている絵本です。あなどれない作家さんです。
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