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勤めが非番の昨日、ちょっとご無沙汰してしまった老母の見舞いへ。
最近訪ねると妙に改まってよそ行きの言葉で応対されるケースが続いています。
きっと誰だかわからなくて、しばらく様子を探っているうちに息子だと気づいているんだろうなと思っていましたが、昨日の会話からどうやら医者が往診に来たと間違えていることが判明しました。
母親の勘違いに口裏を合わせるべきか、なにいってんだよ息子だよと気づかせるべきか悩みながら、「おかあさんさぁ」とか「さすがおかあさん」とかできるだけたくさん呼びかけて、家族であることに気づいてもらう作戦に出てみました。
すると訪ねて30分くらいした頃からようやく話がかみ合いだして、息子だということ認識してくれて、ほっとしました。
人から聞いて知ってはいましたが、現実に母親から忘れられる体験をすると結構寂しいものですね。これから益々こんなケースが増えていくのでしょうね。
すっかり痩せてしまった老母の寝顔に別れを告げてから、ちょっと気持ちを落ち着けたかったので、前から気になっていた高円寺にあるフクロウカフェのバロンを覗いてみることにしました。
カフェのドアをあけると、入り口近くに大きなバードケージがあったので、フクロウを探しましたがそこにはいません。
「いらっしゃいませ」というご主人の声で奥を見ると、椅子の背に大きくてかわいいフクロウのぬいぐるみが。
ん?ぬいぐるみにしては羽毛の感じがリアルすぎる。
でも全然動かないし、やっぱぬいぐるみだよね。
そろそろと近づいて、あれ?生きてる?
ようやくそれが本物の生きているフクロウであることに気づきました。見慣れない来客に興味津々でじっと見つめてくれていたので、微動だにしなかったようです。
このフクロウ、カラフトフクロウと言う種類だそうで、体高50cmはあったと思います。
禺画像]お店にはもう一羽メンフクロウという体高30cm位の子もいましたが、昨日はカラフトフクロウの正面の椅子に座ってしばらくポケーっとフクロウくんのしぐさを眺めていました。
フクロウって、しぐさや表情が人間ぽくって、静かで、目が合うとわかり合えてるような錯覚を覚えますが、きっとそこが魅力で虜になる人が多いんでしょうね。
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私もフクロウと目と目で会話を楽しんで、なんとなく引きずっていたショックのことを忘れることができました。
フクロウに触ることはできないお店ですが、また癒されに行こっと。
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